Mastering AspectJ

AspectJ In Actionが良かったので、Mastering AspectJも買ってみました。さっそく、通勤電車の中で読み始めたら大変。手やひざ、黒いカバンの上が白い粉だらけです。本の裁断のときに出た紙のカスのようなものです。WILEYの本は前にもこのようなことがあった気がします。なんだかなぁ。

気を取り直して1章から読み始めてみましたが、あまりパッとしません。AOPの説明はManningの本の方が数段良いです。AspectJで実にわかりにくいのは、Pointcutにおけるargsやtargetの意味と、PointcutからAdviceへのコンテキスト情報の受け渡しだと思います。Manningの本はここを丁寧に解説しています。

Mastering AspectJを買おうと思ったのは、Amazonで目次を見て、10章のDevelopment Uses of AspectJと13章のAspect-Oriented Examples: Patterns and Reuseに興味を持ったからです。でも、拾い読みした感じはイマイチですね。13章はデザインパターンの論文の引用&解説ですが、元の論文の方が図もあるし、わかりやすいと思います。