JDOとEJBの比較

SessionBean + JDOの組合せを推奨しています(これはいろんな人が同じことを言ってます)。利点は①単純さ、②開発生産性、③データ永続化を制御、としています。一方、欠点としては、①JDOがまだ未成熟(バージョンがまだ1.0、RDBベンダが未サポート)、②セッションBeanがトランザクション管理ではない、という2点をあげています。後者については、セッションBeanをコンテナ管理のトランザクション(CMT)にすることも可能だが、その場合は開発者が永続化処理をするのに制約となるし、細かなトランザクションによる柔軟性が失われるとしています。つまり、JDOの利点を殺してしまうということでしょう。

それから、もう一つ見逃してはならないのが、過去のソフトウェア資産との連携です。JDBCSQLがI/Fですし、エンティティBeanもBMPを使えばSQLを使えます。JDOの場合は永続化の実際の処理はプログラマからは見えません。これは開発生産性上はもちろん好ましいのですが、DBAがこれをどうやってチューニングするのでしょうか。