JBossマイクロコンテナを探る
ここ何日かマイクロコンテナのドキュメントを見ながらJBoss5 Beta4のソースを読んでいます。
マイクロコンテナのクラスにはほとんどクラスコメントが書いてないので、Classファイルから逆にJavaソースを生成したような感じになってしまっています。またクラス名もConfigurationとか、Registryとか、Busとか、非常にそっけないので、ソースを見る前に適切なドキュメントを読むのが良いと思います。
JBoss Microcontainerのページで公開されている次の2つのドキュメントが基本です。
上のUser Guideは良いです。この手の開発者向けのドキュメントとしては、かなり説明が丁寧です。ただし、まだ、後半部分は書きかけといった感じです。
実は、サイトには公開されていませんが、ソースには次のドキュメントのDocBookが入っています。SVNからマイクロコンテナをチェックアウトしてPDFを作っておきましょう。これは、上のリファレンスよりも技術的なポイントがまとめてあるので参考になるでしょう。
JBossWikiのJBossMicrocontainerにはUML図を含めていろいろと書かれていますが、それだけ読んでも背景を知らないとピンと来ません。私は次のページがCoreサービスを簡潔にまとめているので気に入っています。たとえば、"Deployer - holds deployment aspects and applies them"と書いてあります。つまり、JBoss5ではDeployerというのはPOJOをデプロイするときにアスペクトを適用するものなのです。
このように、マイクロコンテナとAOPは密接な関係があります。マイクロコンテナとJBoss AOPの統合についてはForumに記事が投稿されています。