UMLによるオブジェクト指向モデリング セルフレビューノート

Amazonのコメントで「大変な良書」と絶賛されていますが、私もその通りだと思います。深い内容がわかりやすくまとめられています。

ルフレビューの項目は、私が新人のときにレビューで先輩に指摘されたようなことがてんこ盛りです。そうなんですよ。UMLで複雑なシステムは、プログラム上も複雑なんですよね。変更に強いシステムを作るためには、変更に弱いシステムの特徴を知らなければなりません。本書にはそのヒントが随所にあります。

この本を読んで「そんなこと知っている」「当たり前」という人もきっといるかと思いますが、この本が凄いのは、「デザインパターン」や「リファクタリング」が凄い理由と一緒で、熟練者が常識として知っていることをまとめた点が凄いのだと思います。

実は私、荒井さんのトレーニングの受講経験者です。だから、読まずして本書が凄いことは最初からわかっていたのでした。