Sun releases tutorial for J2EE 1.4

PDF版で1500ページだそうです。多すぎです。このボリュームでは辞書代わりにしか使えません。将来のJ2EEチュートリアルは200ページ*1くらいで書けるように簡単にならないといけないです。そのためには現在のJ2EE APIの位置づけを変更する必要があるでしょう。

J2EE APIは物理サービスの抽象化をしているだけで、オブジェクト指向的なAPIを提供していません。J2EE APIをクライアントからは直接アクセスしないSPIとして捉え直し、ユーザはプロバイダを経由して間接的にJ2EE APIを使うようにするしかないと思っています。このプロバイダを管理するのがIoCコンテナです。J2EEの世界は「横断的関心事」の宝庫なので、これらはAspectとして整理します。

JBossのBill Burkeはメーリングリストで、「J2EEは小さなカーネルをまず定義して、その上にサービスを再定義しなければダメ」、といった主旨のことを言っていました。将来のJ2EEチュートリアルはこのカーネルの基本的な動きを説明し、典型的な数個のプロバイダだけを説明すれば良いのです。各プロバイダはそれぞれのチュートリアルを用意します。そうすればJ2EEチュートリアルは200ページで書けると。

*1:200という数には特に意味はありません