UCL

XDoclet in Actionの著者Norman RichardsによるJBoss Unified Class Loader(UCL)への批判です。JBoss UCLはデフォルトでクラスをフラットに管理をするので、アプリケーション間のクラス同士が干渉しやすいという問題があります。EARごとに独立に管理させるには明示的にデプロイメント記述子にリポジトリを指定する必要がありますが、そもそもプロダクションコードではアプリケーション間でクラスを共有したりしないのでUCLの機能を使いたい人はいないという不満をぶつけています。これはMBeanなぞ使わないという普通のJ2EEシステム開発者にとっては至極もっともな言い分で、多くのJBossユーザの不満を代弁していると思います。

私はUCLに関してはユーザガイドとツールが必要だと思っています。ガイドに関してはNeverbird Wikiこのページにまとめているところです。ツールに関しては、UCL上のアプリケーション間のコンフリクトを解析するツールや管理コンソールからリポジトリ設定を簡単に修正できるような機能があればよいでしょう。管理コンソールへの機能追加はプラグインで対応できるといいですね。