JBossDOへの想い

私は、JBossDOにオープンソースのJDO実装以上のことを期待しています。JBossDOでは、JBossPOJOの永続性を実現するための永続エンジンが先にあって、それをユーザに見せるためのAPIとしてJDOがあるのだと理解しています。

だったら、他のAPIとしてCMPがあっても、Hibernateがあっても良いはずです。JBossがJDOを選択した理由を勝手に想像すると、HibernateJCPで標準化されたものではないので現実的にJDOしか選択肢が無かったということと、JDOEnhancerがJBossAOPで実現しやすかった、ということではないかと思っています。

J2EEでJDOを使うシーンとしては、SessionBean + JDOというのが推奨されていますが、JBoss 4ではこれが「Sessionの役割をするPOJO」と「永続化されるPOJO」に置き換わるでしょう。それらの区別はメタデータ上の違いだけです。つまり、SessionやEntityという区別が(形式上は)無くなってPOJOで一本化されるということです。だから、JBossDOでは、JDOの枠だけに収まらないで、もっと常識を突き抜けたおもしろいことをやって欲しい、と願っています。